2026/3/24

    チラシに月20万円かけても売れなかった店が、SNSと売り場を変えて来店数200%超になった話

    業種

    小売業

    カテゴリ

    雑貨販売

    従業員数

    10

    「チラシを打っても、前みたいに反応が返ってこない」
    「SNSが大事なのはわかる。でも、本当に来店につながるのか半信半疑」

    佐賀県唐津市のファミリーショップすえひろ様も、まさにそんな状況でした。

    折込チラシに月20万円ほどかけても売上につながらない。
    そこからSNS運用と売り場の見せ方を見直したことで、来店数・売上・認知の広がり方まで大きく変わっていきます。

    今回は、すえひろの宮崎社長に変化の前後を率直に伺いました。


    事例サマリー

    項目

    内容

    店舗名

    ファミリーショップすえひろ

    業種

    衣料品小売店

    所在地

    佐賀県唐津市

    店舗規模

    1店舗

    課題

    折込チラシに月20万円投下も売上につながらないSNS未活用・認知の広がりがない売り場の見せ方が整理されていなかった

    支援内容

    SNS運用支援サービス「&マーケ」
    ・Instagram / TikTok運用支援
    ・ショート動画の投稿企画 / 台本作成 / 編集
    ・月次戦略MTG

    成果(定量)

    売上:9〜10月 88〜90% → 11〜12月 110% → 1〜2月 160%
    来店数:1月以降200%超
    TikTokフォロワー:0 → 約1,800
    Instagramフォロワー:約1,800 → 約3,600

    成果(定性)

    「SNS見て来ました」の来店が急増佐世保・福岡など遠方からの来店が増加80代のお客様からTikTokの反応採用にもつながった

    お取り組み期間

    2025年8月〜現在(約5ヶ月)

    導入前の課題:チラシに20万円かけても「効いている感じ」がなかった

    ―― SNS運用を始める前は、どんな状況でしたか?

    宮崎社長:
    「折込チラシをしていたけど、もう20万円とかかけても、全然売れんで。困っとった。」

    20万円は、地方の1店舗にとって決して軽い金額ではありません。

    問題はお金が出ていくことだけではなく、
    「やっているのに効いている感じがしない」という閉塞感でした。

    販促は、効いていればまだ踏ん張れます。
    でも、効いている実感がないまま続けるのは、精神的にもかなりきつい状態です。

    導入のきっかけ:ワクワクと不安が同時にあった

    ―― 導入のきっかけは?

    宮崎社長:
    「前から知ってた経営者のご縁でANDGIVEと出会って。セミナー聞いた時は、もうワクワクしかなかった。」

    ―― 最初から迷いはなかったのですか?

    宮崎社長:
    「前のめりにはなっとったよ。多分。ただ、資金面のあれで、どうしようかっていうところやったね。」

    「良さそう」だけでは進まない。
    費用をかける以上、本当に回収できるのか、店に合うのか。

    地方店舗の経営判断の重さが、ここにあります。

    取り組み内容:SNSより先に、売り場を変えた

    ―― 実際に何が変わりましたか?

    宮崎社長:
    「まずはもう売り場。入って3秒っていうのが、一番印象に残っとる。」

    「うちに入ったらすぐキャラクターが置いてあって。レジ前の配置も見直して。帽子とかバッグとかくくりで置けるようになって、動かんくても全部見れるようにした。」

    導入後は、毎月のミーティングで「来月何を売るか」を明確にし、
    その方針に合わせて商品と見せ方を設計していきました。

    ・キャラクター商品を目立つ位置に配置
    ・レジ前の導線を見直す
    ・帽子やバッグを“くくり”で見せる
    ・移動しなくても商品が見える設計

    以前は商品ごとに分かれていた売り場も、見せ方を変えることで
    「ここにこんなものもあるんだ」と伝わる状態になりました。

    また、動画制作を社長が抱え込むのではなく、役割を分離。
    本来の意思決定に集中できる体制へと変わっています。

    成果:売上160%・来店数200%超まで変化

    ―― 数字にはどんな変化がありましたか?

    9〜10月(SNS開始前)

    売上 88〜90%前後

    11〜12月

    売上 110%前後

    1〜2月

    売上 160%前後

    来店数

    1月以降 200%超

    TikTokフォロワー

    0 → 約1,800

    Instagramフォロワー

    約1,800 → 約3,600

    宮崎社長:
    「去年は本当に全く売れとらんかったんですよ。今月の去年と比べたら、全然違う。」

    ・売上:最大160%前後まで改善
    ・来店数:200%超の実感
    ・SNS:4〜5ヶ月でフォロワー倍増

    さらに、商品の売れ方にも変化が出ています。

    宮崎社長:
    「キャラクターがこんなに売れるとは思っとらんで。2〜3千円、4千円のグッズもめっちゃ売れる。」

    定性的な変化:来店エリアと認知の拡大

    ―― お客様の変化はありましたか?

    宮崎社長:
    「佐世保とか、一時間半とか。他から来て、「どこから来ました」って言う人がめちゃくちゃ増えた。」

    「動画を見てから来ましたっていう人が増えた。福岡の方が会員カードを作っていったり。」

    また、来店増加は採用にもつながっているとのことでした。

    印象的な出来事:80代のお客様から「TikTok見てます」

    ―― 印象に残っている出来事はありましたか?

    宮崎社長:
    「80歳のおばあちゃんから「TikTok見てまーす」って言われた。一番驚いたね。」

    SNSは若い人だけのものではなく、
    地域の中で家族や知人を通じて広がっていく。

    その結果、お店は「場所」から「話題」へと変わっていきます。

    この事例の本質:SNSで重要なのは「動画より先に、売り場」

    この事例の本質は、TikTokが伸びたことではありません。

    SNSで人を呼び、売り場で買いたくなる状態をつくる。
    この設計がうまくいったことが、成果につながっています。

    ―― 一番大事だと思うことは?

    宮崎社長:
    「動画だけしたらいいって言う人もいる。でも、そうじゃない。まず売り場。入って3秒。そこが一番大事。」

    「何を投稿すれば伸びますか?」ではなく、
    「来た人がどう感じるか」まで設計すること。

    ここが整えば、地方の1店舗でも十分に変われます。

    同じ悩みを持つ店舗さんへ

    もし今、

    ・チラシの反応が落ちている
    ・SNSをやるべきだとは思っている
    ・何から見直せばいいかわからない

    そんな状態であれば、

    「投稿内容」ではなく「売れる導線」から見直す必要があります。

    まずは、自分の店舗で何が詰まっているのか。
    そこを整理することから始めてみてください。

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